最近会いに行けなくて寂しいんですけど。
マカロン婦人からお借りしてた本。読み終わりました。
「とんび」 重松 清
ちょうど、この前ドラマ化になってましたね。
冒頭だけチラッと見ました。
でも、何となく「涙」フラグたってたもので、そそくさとご飯を食べたら退散(笑)
その後だったと思うんですが、遊びに行った際に夫人がそっと手渡してくださいまして。
おおお!これは!と。
重松清さんは、初読みでした。
お名前は「読書メーター」というサイトでよく見かけていたのですが、
何となく、ほんと何となく重いイメージがありまして。
多分、
「松本清張」さんとカブってたんです。私の中で。
スイマセンスイマセンアホですいません。
松本さんも読んだことがないので、それすら食わず嫌いかもしれないんですけどね。
まぁそんなわけでとてもありがたい出会いだったわけです。
ところが中々読む時間がなくて。
あるはずなんですけど、気持ちが浮ついてるからかな?
今ちょっと活字の時間じゃなかったみたいで。
なので長いことお借りしてしまってたんですが;
こないだの臨時休業の日に読む時間ができたので読み始めたら。
一気に読みました!
最初だけだったけど、映像で見たせいか、堤さんがずっと脳裏で出演してました(笑)
あ、キョンキョンもw
舞台は広島県備後市。
広島弁がかっこいいです。
不器用なお父さんと息子の話。
愛情が言い表せないほど溢れているのに、真っ直ぐ届かないもどかしさ。
他人から見たらなんてことない事でも、当人達にとってはドクドク血が吹き出るような痛い言葉のやりとり。
「不器用な父親」像は、なんだか簡単に想像できちゃう私ですw
うちの父、そうでした。
年をとってみれば、いなくなってみれば、あれもこれも解ることあります。
でも「その時」は、ダメだったんですよねぇ。
ほんとに切ったり切られたりしたなぁ(笑)
今でも、もし、いたら、解り合えない事も多々あるだろうと思います。
巷には仲の良い家族がひしめいていて、どうしてうちはこんななんだろう・・・
なんで仲良くできないんだろう・・・
なんでなんで・・・・
なーんてお決まりの思考にふけるときもありました。
あんまりグルグルしてると、自分はちょっと人として欠陥あんじゃないのかとか、冷血人間じゃないかとかまで行き着きます。
実際そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
家族の糸って、問答無用な所がありますからねぇ。
そうでも、そういうのも全部自分なわけですもんね。
仲の良い家族、親族の人たちを羨ましく物欲しそうに眺めていても、実際私にそこに入れるスキルがあるかと問われれば、怪しいもんです(笑)
なので、結局は、あるがまま受け入れる、って事なんでしょうね。
!!!
ちょっと暗過ぎましたかね?www
そんな、暗い話じゃないですからね!
素敵な父親が、一生懸命愛しい息子を育て、自分も育つ話です。
マカロン婦人、素敵な本に巡り合わせてもらってありがとうございました!
でも、素敵なヤスさんなんですけども、旦那にはしたくないです(笑)
実はこの本の真の主役は妻の美佐子さんだと思います!
こんなイイ女いるかーーーーwwww
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